西日本と東日本の「温度差」

お盆前に仕事で京都に行きましたが、そのとき気付いたのが
「節電の気配が無い」ということでした。
駅前のデパートに入った時、トイレのハンドドライヤーが使用できたことに
びっくり。
見回すと駅構内から周辺まで、関東地方のピリピリした節電努力の雰囲気は皆無。
震災直後の混乱から3月後半の「計画停電」にふりまわされた関東地方とは
雰囲気がまったく違うので驚きました。
被災地からの距離があるほど、切迫感は遠のくんだなあと実感。
もちろん阪神大震災の時は逆だったのでしょう、こんなに
温度差があるものかと思いました。

しかしその関東地方も、一時期あんなに盛況だったBCPの構築が
「まあ、すぐにやらなくても・・」という空気感に変わりつつあります。
あのとき「今日と同じ明日がずっと続く保証は全然ない」
のだということを学習したはずなのに、忘れてしまうんですね。

そう考えると、電力問題が俎上に乗っているのは
人々にものを考えさせるためには良いのかも。