「考えるのは自分の仕事ではない」病
- 作者: ちきりん,良知高行
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/10/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「考えるのは自分の仕事ではない」病。
入社したときは誰もそんな性格を身に付けていなかったはずなのに。
既に効力を失った価値指標のまま、
同じような人間を再生産してきた結果だ。
顧客と正面から向き合わず、
丸投げできる誰かを探すのが「仕事」だと思っている。
RFP、仕様書、その他収集した情報を誰もきちんと読もうとしない。
「問題文」を誰ひとり読まないのだ。
そこにいろいろなヒントが書いてあるのに。
ビジネスは一昔前とゲームのルールがすっかり変わっている。
問題文をきちんと読んで、すばやく最適解を出すことが求められる。
それなのに誰も、
若手の営業も、中堅の管理職も、事業責任者層も誰1人
問題文すら読もうとしないのだ。
問題を読まずにどうやって答えを出せるのか。
大きな組織の中にいると、自分は何もしなくても存在価値がある
という錯覚に陥る。
そして問題文も読まず、誰かに解かせようとする。
みんな、問題文をちゃんと読もうよ。
そこにニーズも答えも書いてあるんだから。
ちゃんと読んで、自分のアタマで考えれば
解を導く力がだんだん身につくんだから。
考えなければずっと、発生するビジネス上の問題は
解けないままだよ。
考えなければずっと、問題を解くことが
出来ないままだよ。
それでいいのかね。