インターネットは世界最大のコピー機である
- 作者: 津田大介
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2012/01/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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といったのはあの堀江貴文氏(ホリエモン)である。
ここ一年くらい耳にした言葉の中で、一番の至言だと感じた。
だから情報はそこ(インターネット)に集まってくるのだ。
情報はネットワークに向かって集まり、蓄積され
その結果より利便性と豊富さが増して
利用機会が増大していく、という循環になっている。
この循環に逆らっても、利益を得られることは考えにくい。
インドでは、郵便というインフラを飛ばして、
メールでやり取りするのが常識になっているらしい。
「そもそもインターネットと著作権は相反する」
といったのは、津田大介氏だ。
(2012年6月19日、国会/文教科学委員会からの参考人招致における発言)
違法ダウンロード刑罰化への津田大介氏の国会参考人発言を書き起こしました : akiyan.com
「コンテンツ産業は保護されるべきだが
音楽が売れないのはインターネットからのダウンロードのせいではないし
刑事罰の適用はユーザーを萎縮させ、
インターネット利用者のメリットを損ねるだけだと。
対案として、無駄な道路を作るのをやめて、文化予算を増やせと。」
2、3年前のことだが、
印刷/製紙関連の業種で軒並み生涯年収が下がっている、と
新聞記事に載っていた。
こうした環境下で、印刷業も単なる紙の印刷受託から
コンテンツ制作や企画広告業へとシフトしている。
紙や固形のモノに執着し、旧来ビジネスでの既得権益を守ろうとしても
しがない抵抗に過ぎない。
日本の製造業がアップルに全敗したのは旧知の事実だ。
現在進行のゲームのルール下で勝ち抜く方法を考えたほうが
時間のロスもなく、ずっと生産的だと思うのですが。