電子書籍でまんがを読む この危険な楽しみ


飲み歩くタイプではないので、出張先では仕事が終わると時間が結構ある。
移動中も、周囲に人がいなければ仕事をするが
隣席に他人がいれば仕事はしづらい。
(顧客情報の取り扱いに厳しい組織なのです。)

そんなわけで、最近Web上で話題にぎやかな、
Kindle端末での読書が気になった。
iPadにアプリをダウンロードして、いくつか試し読みしてみる。

電子書籍専用端末ではないからかもしれないが
細かい字はやはり読みにくい。
長編の小説などは集中して読めない気がする。

一番しっくりきたのがまんがである。
最初に落としたのが「テルマエ・ロマエ
いやー、笑いました、ホテルの部屋でひとりで。

テルマエ・ロマエI (ビームコミックス)

テルマエ・ロマエI (ビームコミックス)

面白かったので次々にダウンロードしていく。
その次はまったのが「サプリ」

サプリ (1) (FC (335))

サプリ (1) (FC (335))

 

テレビドラマ化されたものは
「こんな会社あるわけないだろー」
というおしゃれで非現実的な話だったが
原作はもうちょっと、「仕事と女子」について
真剣に考えたお話でした。

新幹線の乗車時間も、
食事の後ホテルで過す時間も、
まんがを読んでいるとあっーという間に過ぎていく。

そして物理的に残らないのもスバラシイ。
実家の本部屋の6本の本棚、プラス押し入れに詰め込んだ分、
そこからあふれて床に積んである数々の本をみるたび、
「死んだらどう処分するんだ」と父にいわれているが
電子書籍は端末内のデータ量が増えるだけ。
これは大きなメリットだ。

しかし長所ばかりではない。
次々ダウンロードしても、お金を使っているリアリティが無いのだ。
ネット経由で本を買う時でも、合計金額は認識して
「今月はちょっと買いすぎたな」とか
「もう注文はやめておこう」といった意識が働くのだが
電子書籍のダウンロードにはそれが無い。


かくしてカードの請求書が届いて
「ひゃー」ということになる。

今のところたいした金額ではありませんが
症状が進むと危険な気がする。

今のところ、そんなにコンテンツが充実していないのが
実は救済策だったするわけで。

しかし。
電子書籍&端末の今後は、コンテンツ次第。

どうか名作まんがをどんどん電書籍化してください。
ハーレクインロマンスみたいなのばっかりじゃなくて
日本の優れたまんがの数々がタブレットで読めるように。

タブレットとまんがはすごく相性が良い。
スマートフォンタブレットコモディティ化がいわれますが
まんがや本がデータとして入っていると離れられなくなる予感。