宮城の酒蔵・一ノ蔵からの手紙

宮城の酒蔵・一ノ蔵に「ひめぜん」を注文したところ
注文のお礼と復興状況に関する丁寧な手紙がついていました。

地震から38日後には酒造りを再開したとのことですが
破損商品は2万本、屋外タンクの敷石が崩れ今期の仕込みを諦めかけたことも
あったそうです。

日本酒は普段そう呑みませんが、東北の産業復活のためにしばらく注文しようかと
思っています。

曽野綾子氏の著書にしばしば詳しく書かれていますが、
日本人は寄付すればそれが100%相手に届いて使われると思い込んでいるが
世界の常識はそうではない、中抜きや略奪や途中で失われるものが大部分であり
本当に相手に届けようとすれば自分で持っていくしかないということです。
寄付も保険と同じで、経費や流通経路の中で何割か減った分の残りが
相手のために使われる分や保障に使われるのです。

そういうわけで私は使い道や経路のはっきりした方法、監査法人によって
財務状況が公開されるところにしか寄付はしません。
もちろん自分で直接出来ないことを代行してもらっているのですから
経費の負担は当然だと思いますが、些少の金額でもそのお金がどこにいくのか
明確にされていない方法は避けたいと思うのです。

どこに行くのかわからない方法の寄付より、
東北で製造された商品を購入するほうがずっと直接の支援になると思うのですが。

まあ、そんなことに関係なく、ここのお酒は美味です。
「ひめぜん」は呑んでびっくりのお味。(女性向けに甘く作られている)
支援の一環としてお試しあれ。
一ノ蔵|宮城県の伝統的な手づくりの日本酒蔵一ノ蔵