中学生男子における精神的格差

事例1.階上中学校梶原くんの答辞

度々動画や全文がアップロードされているので
ご覧になった方も多いでしょう。
気仙沼市階上中学校で震災直後に行われた卒業式での梶原君の答辞。
「しかし、苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、
助け合っていきていくことが、これからの私たちの使命です。」

地域全体が想像を絶する苦境におかれた中での、
この15歳の少年の健気で崇高なことば。
泣いた方もたくさんおられたと思います。
震災が彼を突然大人にしたのでしょうか。
きっと普段から優しく心配りの出来る繊細な男の子ではと想像します。


事例2.うちの甥
2-1 甥(中学2年)から来た旅行の催促メール
「いつ、どっか連れてってくれんだよ。イギリスとかでいいよ。」

2-2 甥(当時12歳)とその母の会話
甥「かあちゃん、俺今日も漢字テスト0点だった。」
母「どんな漢字が書けなかったの!!」
甥「警察しょの「しょ」とか。」
母「警察までかけて何で署がかけない!!」
甥「俺もう小学校卒でいい。勉強出来ないからはたらく」

2-3 甥(当時12歳)からのお菓子のお礼メール
「あの甘いのこの俺様が食ってやったぜ。うまかったぜ。
ママがメールしろってうるさいからメールしてやつたぜ」

2-4 中華料理やで何を頼むか聞かれて、
「ラーメン、つけ麺、ぼくイケメン」

同じ年頃の少年なのに、この精神的成長の格差。
世の中には賢い男の子とおバカてふざけた男の子と
二種類の生き物がいるのでしょうか。
それとも崇高さとおバカさと両方併せ持っているのが
男の子という生き物なんでしょうか。

賢い男の子とおバカな男の子、両方育てたことのあるお母さんに
聞いてみたいものです。

[こんな時代もありました]