マイブーム 旧い写真のデータ化

ずいぶん前のことですが、自社製のデジカメを初めてみたとき
「こんなもの何に使うんだろう」と思ったのが率直な感想でした。
あれから20年。(綾小路きみまろ調)
今やフィルムの写真やそのプリントなんて考えられない時代になりました。
東日本大震災でも、多くの大切な写真が失われたことで
改めてデジカメ=デジタルデータのもつ威力と意味合いが増したと思います。
これからは個人の写真もストレージにバックアップを置くことになるのでしょう。

●旧い写真をスキャンする

そんなわけで、最近少しずつ進めているのが旧い写真のデータ化です。
押し入れにしまったきりほとんど見ることもない昔の写真を
いつでも見られるよう、身近に置きたいと思ったことがきっかけでした。
50年近く前の、両親の若いころの写真やお見合い写真、結婚式、
初めての子供誕生(私のことですが)などなど、プリントした写真から
取っておきたいものをデータにしています。

方法は
1.自分でスキャンする
2.自分でデジカメで再撮影する
3.写真屋さんに頼んでスキャンしてもらう
等があると思いますが、私は面倒なので写真屋さんに頼んでいます。
先日60枚くらい頼んで5000円くらいでした。
モノクロの写真の方が費用は高いです。

ちなみに2.と3.の画像の違いは以下の通り。

[自分のデジカメで撮影したもの]

[写真やさんに頼んだもの]

そんなに激しくは違いませんが
これは自分のデジカメのスペックによって変わってくると思うので
良いデジカメをお持ちの方は、ご自分での撮影で十分かも。


●スキャン後の写真

スキャンした画像データはパソコンやiPadに保存すると同時に、
Dropboxにも保存します。
Dropboxに保存した写真データのフォルダは妹とも共有していますので
彼女の子供達も、おじいちゃんやおばあちゃんの若いころや結婚式の写真を
家のPCで見ることが出来る、という具合。

DropBoxは本当に便利で、小さいお子さんがいて実家が遠方の方など
撮った写真を携帯やその他手段で送らなくても、
ご両親などに見せることが出来ます。
こんな便利なものを使わないテは無いと思います。


●保存することの意味と感想

猫や姪、甥など小さいころの写真や楽しかった旅行の写真など
iPadのアルバムに入れて時折眺めると結構な幸福感に包まれます。
そしてまあそこそこ良い時間を過して来たのではないかという
肯定感が得られると思います。

しかし逆の効果も。
自分の子供の頃の写真など見ていると色々複雑な感情も思い出されて
その夜なんだかとても怒っている夢を見たのでした。
何か、封印していた感情が掘り起こされてしまったようです。

これも(後追いの形での)ライフログの一種かも。
私達は何でもすぐ忘れてしまう ー「たった一度の人生を記録しなさい」ー - うちの猫が云うことには
旧くて大切な写真がある方にお勧めします。