赤ちゃんと私


しゅうこです。

昼間、お風呂場の方で何やら物音がするので
「私のうちで騒ぐとはなにごとか」と見に行ったところ
大きなたらいみたいな、小さな浴槽みたいなものに、
上のお姉さんが赤ちゃんを入れていました。
ふちに手をかけて覗いてみると、布みたいなのにくるんで洗っているようです。
シャワーをじゃあじゃあかける、私のお風呂の入れ方とは随分な違い。

しかし赤ちゃんもあまりお風呂は楽しくないようで、むずかり始めました。
すると下のお姉さんやお母さんも来て、
狭いお風呂場は3人の大人と私とでいっぱいに。

だいたい、家の中で何か騒ぎが起きると私はきちんと確認に行きます。
何が起きているか知らないといけないし、
自分にとって関係あることか確認する必要があるからです。

赤ちゃんをこうして洗うのは日常的なことだとわかったので
次からは見に行くのはやめました。
面倒くさいし、別に関心事じゃないからです。

赤ちゃんはしばらくして下のお姉さんと一緒に自分の家に帰り、
私はとてもほっとしました。
しかしそれもつかの間、結婚して一年余りはほとんど里帰りしなかったくせに
赤ちゃんをつれてしょっちゅう帰ってくるようになったのでした。

そして赤ちゃんは来るたびに大きさや動きが変化しており、
よつんばいで移動するようになり
よたよた二本足で歩くようになり、
何やらわあわあと口をきくようになって、
今度は向こうが私に関心を示すようになったのでした。

「しょうちゃん(自分のこと)、ねこさん好きだよ」
と言って、毛並みとは逆向きになでたりするので大変な迷惑です。
私はもう大人だから我慢しますけど、ホント大変なんです。

そうしているうちになんと二人目の赤ちゃん(しかも男の子)
がやって来たのでした。
前途多難な日々です。