自分のサイズと自己認識のギャップについて

長い、短い、やせている、太っている、大きい、小さい。
自分の体の特徴や欠点に関する認識と実際はどうも差異があるらしい。

その一

以前渋谷の美容院で髪を切っている最中、
ふと担当の美容師さんが
「首が長いんですよね・・・」ともらしたことがありました。
首が長い。
そのとき、今まで美容院で切る長さを話し合っても
こちらの想定より必ず長すぎるか短すぎるかになってしまう理由が
一瞬でわかりました。
首の長さを考慮に入れずに、
「肩のあたりで切ってください」とかいっていたからです。
身長156センチと小柄なのに、首が長い。
だから髪の長さや服の襟ぐりのバランスがとりにくい。
そうだったのか・・・と初めて知りました。
以後、美容院では正確な表現になるよう努めています。

その二
先日銀座のアシックスシューズで足型の計測をしてもらいました。
(計測自体は無料です)

私は普段、22.5㎝か23㎝の靴をはいています。
ところが測ったもらったところなんと驚愕の「21cm」。
薄くて扁平な形だと思っていたらアーチが高いです、
という結果にびっくり。

勧められた21センチの靴を2足購入し(各2万円くらい)
履いてみました。


今まで履いていた緩めのものに比べやや窮屈感はありましたが
①足捌きに対するフィット感
②着地したときの安定感
③着地したときの衝撃吸収力(クッション性)
は秀逸でした。
そして上記の黒いパンプスを履いて一日外出したところ、
翌日、腿に筋肉痛が。
今まで足の指の一部だけ着地して不均衡に歩いていたことを実感しました。
ちゃんと足に合って、足裏全部を使って着地すれば
体全体の使い方や均衡が変わるのだ・・と理解したのでした。

テレビのドキュメンタリー番組で
拒食症の少女には自分の体型が現実より太って認識されている、
という内容を聞いたことがあります。

この世にあるのは現実ではなく認識である、
という三島由紀夫の世界みたいな話ですが
自己認識って結構不正確なものだ、というお話でした。