言葉は不確かでなかなか伝わらない ―相手と考えを共有していると勝手に思い込むこと―
ある日曜日、実家での昼食時の会話。
母「今度、塩を買ってきて。」
父「普通の塩でいいのか?」
母「違う。これの。」
「これ」とは即席ラーメン(マルちゃん正麺)のことを言っています。
見かねて私が「塩ラーメンのことじゃないの」
と口を挟みました。
しかし母親が買ってきてといったものは
なんと「マルちゃん生麺」の「豚骨味」でした。
「塩」と聞いて「マルちゃん正面/豚骨味」のことを指している、
と分る人が何人いるでしょうか。
母はよく「主語が抜けている」と注意されるのですが
かなり欠落した情報のまま話しかけてきます。
家族や親しい間柄の人としゃべっていると
自分の頭に中で浮かんだことを、つい途中から口に出してしまうからだと思います。
聞くほうとしてはいつも困るなあと思いますが
自分も時々同じことをやっている気がします。
先日、この本を読んでいて
「結果を正しく得たいと思ったら、先行条件を明確に与えなければいけない」
と言うことを改めて学習しました。
たとえて言えば交通標識のようなものです。
パフォーマンス・マネジメント 問題解決のための行動分析学/島宗理
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > 経営 > 経営戦略・管理
- ショップ: bookfan 1号店 楽天市場店
- 価格: 1,836円
明示せずに違反切符になったら誰でも憤ります。
部下に対しての注意や指示も
もっと具体的に、明確な言葉にしなくてはいけないんだ、と反省しました。