子どもたちは問題をどうとらえたか
- 作者: 藤原和博
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/09/03
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
その経過が書かれている本書ですが、
この中にサピックスと協業しての「夜スペ」導入が問題として
話題になっていた当時、和田中二年生が朝日中学生ウイークリーに寄稿した
「朝中特派員リポート」が紹介されています。
「●和田中の土曜は4パターンで平等
和田中の土曜日には主に4つのパターンがあります。
1.英語コース (英語を伸ばしたい人)
2.らくだ (勉強の苦手な人)
3.土曜寺子屋(自分のやりたい教材を教えてもらう人)
4.夜スペ (勉強の得意な人)
このように和田中は成績上位者だけを優遇しているのではなく、
成績上位者も平等に扱っているだけなのです。
みなさんも一点だけに焦点をあわせがちなメディアや大人の言葉
鵜呑みにするのではなく、広い視野で物事を眺めてみて下さい。
今まで知らなかった違う側面がきっと見えてくるはずです。」
読んでいる最中の本ですが、今とても大切なことがたくさん書いてあります。
既成の方法論を壊すこと、修正主義で前に進むこと、
スピードが肝要なこと、多くの人をまきこむこと。
藤原和博氏は橋下徹大阪新市長のブレーンです。
中田前横浜市長、経産省元官僚古賀茂明、みんな大阪に行ってしまいそう。
それにしても子どもって、頭いいなあ。脱帽。